PC-9821An Pentium90MHz搭載MATE-A ※1994/5発売

「90MHz版Pentiumプロセッサ搭載。それは、きわだつ高性能。」

PC-9821Anカタログより

PC-9821のPentiumマシンとしては、すでに初代Pentiumを採用したAfモデルがあったが、AnモデルはすでにDOS/V機では採用が進んでいた2代目Pentiumの90MHzを採用している。

なお、MモデルはHDD装着済みモデルの設定はない。

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PC-9821An

  1. CPU
    Pentium90MHz
  2. セカンドキャッシュ
    CPU内蔵16KB。ライトバック方式256KB
  3. ROM
    N88-BASIC(86)及びモニタ、システムセットアップメニュー他128KB
  4. メインRAM
    PC-9821An/U2:最大127.6MB
    PC-9821An/U8W:7.6MB。最大127.6MB
    PC-9821An/C9T:7.6MB。最大127.6MB
    PC-9821An/M2:3.6MB。最大127.6MB
  5. ビデオRAM
    512KB。
  6. テキストRAM
    12KB。
  7. テキスト表示 ※MS-DOS時のみ
    英数カナ80文字×25行 / 80文字×20行 / 40文字×25行文字 / 40文字×20

    ※切り換えて使用。
    文字及びグラフィック記号(248種)
    文字単位にアトリビュート設定可。リバース、ブリンク、シークレット、8色表示カラー(黒、青、赤、マゼンタ、緑、シアン、黄、白)。
  8. グラフィックス表示
    640×400ドット2画面4096色中16色表示。
    640×200ドット4画面4096色中16色表示。
    640×480ドット1画面1677万色中256色。
    640×480ドット2画面1677万色中256色。
  9. 画面合成 ※MS-DOS時のみ
    テキスト画面とグラフィックス画面合成可(優先順位設定可)
  10. バックグラウンドカラー※MS-DOS時のみ利用可
    8色表示可(専用高解像度ディスプレイ使用時)
  11. An/U8W搭載のアクセラレータ※MS-DOS時使用不可
    S3社製 86C928 (VRAM:1MB)を本体内ローカルバスに内蔵。
    640×480ドット1画面(1677万色中256色)
    640×480ドット2画面(1677万色中256色)
    1024×768ドット1画面(1677万色中256色)
    1120×*750ドット1画面(1677万色中256色)
    1120×750ドット1画面(4096色中16色)
    ※本体グラフィックス/テキスト画面との合成表示は不可。
  12. An/U9T搭載のアクセラレータ※MS-DOS時使用不可
    Matrox社製 MGA-II (VRAM:2MB)を拡張スロット内ローカルバスに実装。
    640×480ドット(1,677万色中256色、1,677万色)
    1,024×768トット(1,677万色中256色)
    1,280×1,024ドット(1,677万色中256色)
    ※本体グラフィックス/テキスト画面との合成表示は不可。
  13. 漢字表示※MS-DOS時のみ
    文字構成:16×16ドットゴシック体。
    文字種類:JIS第1、JIS第2、非漢字、拡張漢字等約7,600文字。
    ユーザー定義文字機能188種。
    画面構成:40文字×25行、40文字×20行
    ※グラフィックス/テキスト画面に表示可
  14. 内蔵FDD
    Uモデルは3モード対応3.5インチ2HD/2DDのFDDを内蔵。
    U2はFDD2台内蔵、HDD内蔵モデルは1台内蔵(1台増設可)
    Mモデルは5.25インチ2HD/2DDのFDDを内蔵。
  15. HDD
    IDE/SCSIいずれか内蔵可。
    ※HDD内蔵モデル(IDE)はMS-DOS5.0A/Windows3.1インストール済み。
  16. CD-ROM
    ファイルスロット内装着可。
    ※An/C9Tは倍速CR-ROMドライブをファイルスロット内に内蔵済み。
  17. キーボード
    (スカルプチャータイプ) JIS標準配列準拠、テンキー、コントロールキー、15ファンクションキー、キャピタルロック可、HELP、COPY、BS、INS、DEL、XFER、NFERキー。
    セパレートタイプ(本体とカールケーブルにより接続)
  18. シリアルI/F
    RS232C準拠
  19. プリンタI/F
    セントロニクス社仕様準拠
  20. 外付けFDD用I/F
    2HD(オプション、拡張スロット内に実装)
  21. マウスI/F
    バスマウス仕様。PC-98DO/P-11を装着してアタリ規格のジョイスティックを装着可能。この場合マウスとの併用は不可。
    ※Windows3.1モデルはマウス付属。
  22. SCSI I/F
    オプション、SCSI仕様の内蔵HDD実装時及び、ファイルスロット対応機器実装時に必要(増設コネクタあり)
    ※専用スロットに増設。C9Tモデルは実装済み(PC-9821A-E10相当品)
  23. CRT接続
    アナログRGB
  24. サウンド
    YM2608採用。FM音源6重和音、リズム音源6重和音、PSG音源3重和音の計6重和音8オクターブ標準装備(86音源互換)/PCM録音・再生機能。BEEP音。
    マイクロホン入力(モノラル、ミニジャック、本体前面)
    ライン入力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面)
    ヘッドホン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体前面)
    ライン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面)
    スピーカ出力 (モノラル)。
    ※Windows3.1モデルはマイクロホン付属。
  25. 拡張スロット
    16ビットのCバス4個。うち2個は32ビットローカルバス兼用。
    ※An/C9Tモデルはアクセラレータ用にローカルバス1個使用済み。
  26. サービスコンセント
    2個
  27. 電源
    AC100V±10%、50/60Hz
  28. 使用条件
    10~30℃,20~80%(但し結露しないこと)
  29. パワーマネジメント機能
    内蔵FDD/内蔵HDDのモータON/OFF制御、外付け省エネ対応ディスプレイの制御。
  30. 外寸法
    本体:(W)380×(D)335×(H)150㎜。
    キーボード:439(W)×183(D)×31(H)㎜
  31. 重量
    PC-9821An/U2:8.7kg
    PC-9821An/U8W:9.5kg
    PC-9821An/C9T:11.0kg
    PC-9821An/M2:9.6kg
    キーボード:約1.2kg
  32. 主な添付品
    ガイドブック、キーボード、お客様登録カード、保証書、サービス網一覧表、電源ケーブル、アース線、デモンストレーションプログラム。HDD内蔵モデルには、マウス、システムインストールディスク(FD1枚)、バックアップディスク/マニュアルセット購入券も添付。
  33. 1994年5月発売

PC-9821Anラインナップ

  1. PC-9821An/U2
    3.5インチFDD×2台
    HDDなし(内蔵可。IDE/SCSI)
    メインRAM3.6MB。最大127.6MB
    価格590,000円
    価格改定500,000円
  2. PC-9821An/U8P
    3.5インチFDD×1台
    HDD340MB内蔵(IDE)
    MS-DOS5.0A-H/Windows3.1インストール済み。
    メインRAM7.6MB。最大127.6MB
    価格610,000円
    価格改定時廃止(An/U8Wに置き換わる)
  3. PC-9821An/U8W
    3.5インチFDD×1台
    HDD340MB内蔵(IDE)
    MS-DOS5.0A-H/Windows3.1インストール済み。
    メインRAM7.6MB。最大127.6MB
    価格720,000円
    価格改定610,000円
  4. PC-9821An/C9T
    3.5インチFDD×1台
    HDD510MB内蔵(IDE)
    MS-DOS5.0A-H/Windows3.1インストール済み。
    メインRAM7.6MB。最大127.6MB
    CD-ROMドライブをファイルスロット内内蔵済み(SCSI)
    価格900,000円
    価格改定700,000円
  5. PC-9821An/M2
    5.25インチFDD×2台
    HDDなし(内蔵可。IDE/SCSI)
    メインRAM3.6MB。
    最大127.6MB
    価格604,000円
    価格改定514,000円

※M2モデルにはHDD内蔵済みの設定はありません。価格改定は1994/12/9から適用。

Pentium採用モデル

全モデルのAfと比較すると値段も安くなって、2代目Pentiumの採用や当時最速だった90MHzのものが採用されたが、DOS/V機と比較するとやはり割高な感が否めない側面はある。それ以外の機能はAp2/As2とは同等である。Pentiumは64ビット外部バスのため、一旦変換してから32ビットローカルバスに接続するようになっており、PCIバスほどのパフォーマンスはなく、やはりローカルバスはi486用といえる。

最大メインRAMは127MBとなっているが、CPUは64ビットバスのPentiumなのでメモリスロット内に増設用サブボードを2枚単位で増設する。

ローカルバス

まだPCI規格は定まったばかりで、DOS/V機のマザーボードではようやく2代目Pentium用のもので採用されていたたが、AnではPCIバスは採用されず(EPSONの互換機では採用されたが互換性はない)、引き続きNESAバスのサブセット版であるローカルバスが2個搭載されていた。ここにビデオアクセラレータを搭載するのが例になっている。

2代目PentiumはDOS/V機でも長く使用され(マザーボードのバスはPCI)、PC-9821AnはWindows3.1以外のOSにも十分対応できる能力を有していた(Windows95/98、WindowsNT、OS/2等)。
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