PC-9821Ne 最初のノート型9821 ※1993/7発売

「Windowsを快適にする、i486搭載カラーノート。」

PC-9821Neカタログより

デスクトップ型のPC-9821は、この時点でMATE-AとCanBeが出揃っていましたが、ようやくノート型も出てきました。モノクロ液晶はなく、すべてカラー液晶であり、価格はとても高価なものでした。

まだ出たばかりのPC-9821ノートでしたが、全機種カラー液晶だったのは印象的であり、我々のような個人ユーザーには憧れのマシンでした。

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PC-9821Neスペック

  1. CPU
    i486SX 33MHz。
    ※CPUアップグレードボード(オプション)によりi486DX2(50MHz)へアップグレードが可能
  2. コプロセッサ
    487SX使用可。
  3. ROM
    N88-BASIC(86)及びモニタ/98NOTE MENU128KB。
  4. 98NOTEメニュー
    モード設定、FDコピー、動作環境設定、バッテリ残量表示、ユーティリティ、LCD開閉レジューム機能設定
  5. メインRAM
    3.6MB。HDD内蔵モデルは5.6MB。※全機種とも14.6MBまで拡張可能。
  6. ビデオRAM
    512KB。
  7. テキストRAM
    12KB。
  8. テキスト表示※MS-DOS時のみ利用可
    英数カナ80文字×25行 / 80文字×20行 / 40文字×25行文字 / 40文字×20

    ※切り換えて使用。
    文字及びグラフィック記号(248種)
    文字単位にアトリビュート設定可。リバース、ブリンク、シークレット、8色表示カラー(黒、青、赤、マゼンタ、緑、シアン、黄、白)。
    ※グラフィックス画面とは独立表示(合成可)
  9. グラフィックス表示
    640×400ドット2画面4096色中16色表示。
    640×200ドット4画面4096色中16色表示。
    640×480ドット1画面1677万色中256色。※MicrosoftWindows3.1にてサポート
    640×480ドット2画面1677万色中256色」※MicrosoftWindows3.1にてサポート
  10. 画面合成※MS-DOS時のみ利用可
    テキスト/グラフィックス画面の合成可(優先順位付け可)
  11. バックグラウンドカラー※MS-DOS時のみ利用可
    8色表示可(専用高解像度ディスプレイ使用時)
  12. 漢字表示※MS-DOS時のみ利用可
    文字構成:16×16ドットゴシック体
    文字種類:JIS第1、JIS第2、拡張、非漢字等約7,600種
    ユーザー定義文字機能188種。
    画面構成:40文字×25行、40文字×20行
    ※グラフィックス/テキスト画面に表示可
  13. シリアルI/F
    RS232C
  14. プリンタI/F
    セントロニクス社仕様
  15. キーボード
    (スカルプチャータイプ) JIS標準配列準拠、コントロールキー、15ファンクションキー、キャピタルロック可、HELP、COPY、BS、INS、DEL、XFER、NFERキー。
    ※本体キーボード一体型
    ※テンキーボード(PC-9801N-23)接続可能
  16. マウスI/F
    バスマウス仕様
  17. ポインティングデバイス
    サムボール内蔵(マウスと排他使用)
  18. CRT接続
    アナログRGB
  19. サウンド
    オプション
  20. 拡張スロット
    110ピン拡張バス
  21. PCカードスロット
    TypeII x 1 [PCMCIA2.0/JEIDA Ver4.1(旧規格)]
  22. 内蔵FDD
    3モード対応(2DD/1.2MB/1.44MB)3.5インチFDDを1台内蔵。
  23. RAMディスク
    1MB(本体メモリとしても使用可)
  24. HDD
    内蔵可(98NOTE2.5インチ仕様) ※内蔵モデルあり
  25. 液晶
    9.5インチTFTカラー液晶
  26. レジューム機能
    LCD開閉レジューム機能搭載(98NOTEメニューにより設定可能)
  27. バッテリ
    ニッカド電池。
  28. 電源
    AC100V±10%、50/60Hz
  29. 使用条件
    10~30℃,20~80%(但し結露しないこと)
  30. カレンダ時計
    リチウム電池によるバックアップ
  31. 主な添付品
    ガイドブック、セットアップディスク1枚、ラベル(認定)、バッテリパック(本体装着済み)、ACアダプタ、モデムカバー、カードサポートソフトウェアマニュアル1冊、カードサポートソフトウェア(FD1枚)、アップグレードディスク、差分マニュアル2冊(MS-DOS5.0A*MS-DOS3.3D/NetWare)、サービス網一覧表、お客様登録カード、保証書
  32. 発売
    1993/7

AC電源がないと実用的には使えない

内蔵バッテリはニッカドを使用していますが、Lowモード1.1時間で、Highモードと比べても10分程度長いだけで、AC電源のある場所でないと実用的ではないといえます。やはり、カラー液晶は電力を食うことが分かります。

  1. PC-9821Ne(FDD10%使用時)
    Highモード1.0時間Middleモード/Lowモード1.1時間
  2. PC-9821Ne120/340/W(HDD10%使用時)
    Highモード1.0時間Middleモード/Lowモード1.1時間

サウンドはオプションのCバス用のものでつけられますが、いうまでもなく、現在のノートPCとは異なり据え置き型の拡張ボックス(110ピン拡張バスに接続)が必要なので、どこにでも持ち運んで気楽に使える、というタイプのものではありません。

CPUボードを外し、別途CPUアップグレードボードと交換することで486DX2(50MHz)機とすることができます。

PC-9821Neラインナップ

W型番機はMS-DOS5.0AとWindows3.1インストール済み。

  1. PC-9821Ne
    HDD無し(内蔵可能)
    1993年7月発売
    価格588,000円
  2. PC-9821Ne120/W
    HDD120MB内蔵
    1993年7月発売
    価格728,000円
  3. PC-9821Ne340/W
    HDD340MB内蔵
    1993年11月発売
    価格768,000円

HDDなしと搭載済みとがありますが、いずれも高価で、個人ではとても買うのに躊躇しただろうと思います。

憧れのカラー液晶ノートPC、というところではあるが、カラー液晶はまだ恐ろしく高価な代物だった。すべてWindows3.1インストール済みマシンである。しかし、依然として14.6MBの壁が残ったままとなっていた。
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